新米が出回っても、コメの価格が今より上がるという見方が強まっています。
少し変わった組み合わせ。
コメの魅力を発信するイベントの主催者として、小泉農水相と面会したのは歌手の西川貴教さん。
小泉農水相:
ぜひ“コメコン”などを通じて、米の消費拡大やっていきましょう。
西川貴教さん:
ぜひ。ありがとうございます。
政府がコメの増産方針を打ち出す中、農水省でコメを使ったさまざまなメニューの試食会が開かれました。
3日前に瞬間冷凍され、5日朝に解凍されたという寿司を試食した小泉農水相は、「これ本当にすごい。絶対信じない、冷凍と言われても」と絶賛しました。
さらに、米粉を使ったたこ焼きの試食では、「これもう分からない、言われなかったら。本当においしい。モチッとカリッと。これももっと広がれば米の需要拡大も」と期待を寄せました。
ほかにも、コメを使ったうどんやパンなど、コメの可能性を感じさせるメニューを次々に試食した小泉農水相は、コメの輸出量を2030年までに現在の8倍の35万トンにするという目標について、「達成できるというふうに確信を持てるぐらいの、インパクトのある米の関連の製品でした」と述べました。
こうした中、コメの生産者や卸売業者などでつくる団体は、向こう3カ月の価格の上昇の見通しを示す指数を発表。
2012年の調査開始以降、最も大きな上げ幅となり、新米が出回ってもコメの価格が今より上がるという見方が強まっていて、消費者には厳しい状況が続きそうです。