9月1日に日本海側で底引き網漁が解禁され、越前町の越前漁港では3日、甘エビの初セリが開かれました。
初セリには、約20の卸売業者が参加。セリ場には2日夜にとれたばかりの甘エビ約3トンが並びました。
甘エビが生息する深さ350~400メートルの海水温は約3度ですが、この時期の海面付近の水は約30度あるため、水揚げの際の水温差で鮮度が落ちると鮮やかな赤色が出ないため、すぐに氷水に入れて鮮度を保つ工夫をしているということです。
漁協の担当者は「とれ高は例年通り。漁師によると、水温が高くてエビの色が出ないと言っているので、その割には良い値が付いたと思う」
セリにかけられた甘エビは刺身など生で食べることができ、多くが県外に出荷されます。