陸上自衛隊は3日、静岡県の東富士演習場から飛び立ったドローン1機の行方がわからなくなり、捜索していると発表した。演習場外に落下している可能性もあり、発見したら連絡するよう呼びかけている。
陸上幕僚監部によると、行方がわからなくなったドローンの名前は「ANAFI」。フランス製で、重さは320グラムだという。
2日午前11時頃、東富士演習場で第1師団が、飛来した無人機に対処する訓練の準備をしていたところ、飛行開始から15分ほどで操作タブレットの画面が暗転して操作できなくなり、機体の行方がわからなくなったという。
「ANAFI」の最高速度は時速50キロ程度で最大飛行時間は25分。
操作不能になってからの飛行可能時間は10分程度と考えられ、そう遠くまでは飛んでいけないと思われるが、陸自による演習場内の捜索では3日昼時点で発見されていない。
このため陸自は、演習場外にも捜索範囲を広げるとともに、「当該ドローンは触れても害はありません。万が一発見された場合はお手数ですが、連絡いただけるようお願いします」と呼びかけている。
「ANAFI」発見の連絡は、「陸上自衛隊第1師団司令部総務課広報班03-3933-1161 内線:2155」まで。