静岡市で福祉のスペシャリストとして被災地に入る「災害派遣福祉チーム・DWAT(ディーワット)」の養成研修が行われました。
研修会には県内の福祉施設などにつとめる45人が参加し、心身の状態の聴き取りなど避難所で必要な対応を学んだほか実技に取り組みました。
参加者は簡易的な担架や車いすにつなぐ装具を使い安全に、的確に高齢者や障がい者を移動させる方法を学びます。DWATの登録員はいま382人で、大きな役割は被災地で福祉の力を活かし災害関連死を防ぐことにあります。
静岡県社会福祉協議会・寺澤友裕主幹
「日頃から要配慮者と関わっている皆さんなので実際に現地に行った時どんなことが自分にできるのか、一生懸命考えて頂いている印象を持っています。今後5年間で200名増を目標としていますので、毎年欠かさず養成研修をして質の高い人材を送りだしていけたらなと思っております」
知識とスキルを持った福祉の専門家の育成で、災害時に命をつなぐことに貢献したいとしています。