新潟市で9月2日、すべての人が暮らしやすい街づくりを考える協議会の初めての会合が開かれました。

【記者リポート】
「JR白山駅前。駅から続く点字ブロックをたどると、女子トイレと多目的トイレに続く道には点字がありますが、男子トイレにはありません」

目の不自由な人の歩行を支える点字ブロック。場所によっては十分に機能していないように見えるところも…。

こうした状況を踏まえ2日、新潟市で高齢者や障がいがある人などすべての人が暮らしやすい街づくりを考える協議会の初めての会合が開かれました。

会合ではバリアフリー化に向け、障がい者の交通手段やニーズを把握するほか、各地域の交通事情などを反映させることを確認。

また、新潟市中央区の万代地区などバリアフリー化の需要が高い市内13のエリアを重点整備地区に設定してアンケートを実施し、今後、行政や交通機関など各事業者の役割を検討する方針です。

【新潟県立大学 西村愛 教授】
「どんなことがあればもっと安心して移動ができたり、1人で外出ができるかを話し合う会議にして、誰もが安心して暮らせる街づくりを目指す会にしたい」

協議会は来年3月までに具体的な事業を定めた基本構想を策定することを目指しています。

NST新潟総合テレビ
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