もち米の生産が盛んな岩手県紫波町では9月2日、県内のトップを切って2025年収穫されたもち米の検査が実施されました。
暑さなどの影響はなく全てのコメが「一等米」と評価されたということです。
紫波町にあるJAの倉庫には生産者やJAの職員など約70人が集まり、はじめに検査開始式が開かれました。
2日検査されたのは、紫波町で8月下旬に収穫されたもち米「ヒメノモチ」約44tです。
JAの検査員がサンプルを取り出すと色や粒の大きさ、害虫の被害がないかなどを調べていました。
その結果、全てのコメが最高ランクの「一等米」と評価されたということです。
2025年は、雨が少なかったことや気温の高い日が続いているため品質の低下が懸念されていましたが、生産者が水の管理を適切に行ったため品質や収量に大きな影響はないということです。
JAいわて中央もち米生産部会 滝浦新悦部会長
「量的には平年作以上を期待している。在庫がないという話を聞いているので、うまく流通してほしい」
紫波町や矢巾町、盛岡市の一部を管轄するJAいわて中央では、2025年度、もち米の集荷4952t、一等米の比率90%以上を目指しています。