菊池市で８月、映画の撮影が行われました。
【上村 清彦 プロデューサー】
「新鮮さ、驚き、そういったものに満ちた映画にしたい」
タイトルは『八月の山』。熊本を中心に活動する演出家・上村 清彦さんと、映画監督の内山 翔太さんがタッグを組み、８月１日にクランクインしました。
菊池市を舞台に恋人とのつらい過去を背負った主人公が、ふるさとの持つ力に背中を押されながら、力強く生き直そうとする姿をモノクロで描きます。
【出演者 吉永 遥香 さん】
「山や川や田んぼといった自然が主役だと思っているので、〈自然の上に人々は立っている〉という作品にしたい」
【出演者 大野 栞莉 さん】
「１００人が見たら１００人が違う考えや気持ちが沸いてくると思うので、そこを引き出せるような作品にしたい」
あえてモノクロで表現するのには、製作陣の強い思いがあります。
【上村 清彦 プロデューサー】
「（見た人に）色を想像してほしい。色を抜いた世界にまず相対してほしいし、見る人が（色を）補ってほしい」
【内山 翔太 監督】
「人物と自然が一枚の絵画に収まる（イメージで撮影しているので）見ている人に気づいてもらえたら」
映画『八月の山』の撮影は８月中旬に終了し、ことし１１月の公開を予定しています。
