今回の農業被害の中でも特に甚大な影響が出ているイグサについて、超党派の県議でつくる熊本県議会い業振興議員団が2日木村知事に支援を求めました。

県によると、今回の大雨で生産量全国トップを誇る八代市を中心に加工前のイグサや畳表などが浸水被害に遭い、これまでに169トン、約7366万円の被害が確認されています。

また、これとは別に畳を織る機械など約1000台も被害を受けているということです。

要望書には収入が減少した農家への支援や、被災した機械の修理費用の支援などが盛り込まれていて、議員団の坂田 孝志 会長は、「イグサの産地として生き残れるのか、まさに存亡の危機だ」とし、「日本の伝統である畳文化を守ってほしい」と訴えました。

木村知事は「営農継続へきわめて大きな影響が出ている。国に対し支援の要望を伝えたが、県としての支援も行っていきたい」と述べました。

テレビ熊本
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