熊本県は8月の記録的大雨による農林水産関連の被害額がさらに増え、約400億円に上ったことを明らかにしました。
中でも農業関連の被害が深刻で、県は今後も被害額が増える可能性があるとしています。
これは2日の災害対策本部会議で明らかになったものです。
一連の大雨による県内の農林水産関連の被害額は先週の時点で約280億円としていましたが、2日、さらに115億円増えて395億円に上っていると報告されました。
中でも農業・農地関連で被害額が膨らんでいて、野菜や果物、イグサなどの農作物被害が先週から2倍以上となる約14億円に。機械や園芸施設の被害は約10倍となり36億円。農地の被害も70億円増えて174億円となっています。
県では、片付けなどに一定の区切りがついたことで被害を申告する農家が増えているのが要因として、農作物や農業施設の被害については今後も被害額が増える可能性があるとしています。