2日午後、秋田県や山形県などで線状降水帯の予測情報が発表されました。
そして2日は東北北部に前線が停滞し、記録的な大雨となっています。
青森市では、アスファルトをたたきつける激しい雨。
街路樹の葉が強い風で揺れていました。
空は分厚い雲に覆われ、車は昼間にもかかわらずヘッドライトをつけて走っています。
冠水した道路は、車が通るたびに波が立っています。
秋田県内には土砂災害警戒情報が発表されたほか、五城目町や仙北市などでは警戒レベル5の緊急安全確保が発令されました。
冠水した道路には、茶色く濁った水が激しい勢いで流れているのが分かります。
また、増水した川から水が流れ出し、住宅の前にある木の根元が水につかっていました。
この大雨の影響で、秋田新幹線が上下線で運転を見合わせるなど影響が広がっています。
秋田県では3日の夕方までの24時間降水量は180mmと警戒が必要です。
一方で、9月に入っても記録的な暑さが続いています。
2日も記録的な暑さとなった関東地方。
東京都心では37.0度を観測し、4日連続の猛暑日になりました。
9月に37度台となるのは、2000年以来25年ぶりです。
そんな中、暑さが原因とみられる火災も発生しています。
勢いよく上がる黒煙と赤い炎。
8月31日に愛知・豊橋市で発生した火災の映像です。
約3時間後に消し止められ、けが人はいませんでしたが、木造と鉄骨の倉庫合わせて2棟が全焼しました。
現場の倉庫の屋根は完全に焼け落ち、骨組みも見えてしまっています。
警察によりますと、廃棄物の中に残っていた油などが高温になり、自然発火した可能性もあるということです。
自然発火による火事は、家庭でも注意が必要です。
これは、NITE(製品評価技術基盤機構)の実験動画です。
ドラム式洗濯乾燥機の中に、乾燥を終えたタオルが入っています。
すると激しい煙が立ち上り、突如タオルが燃え上がりました。
NITEによりますと、油が染み込んだ布や紙は空気中の酸素と反応して発熱しやすく、特に熱が逃げにくい高温の環境では出火の危険が高まるといいます。
豊橋市で起きた火災について、警察と消防は詳しい出火原因などを調べています。