都会のオアシス、東京・渋谷区代々木公園で目撃された奇妙な光景。

「イット!」が見つけたのは、木の幹が大きく膨らんだ、世にも奇妙なケヤキ。
驚くのは、その大きさです。

実際に近づいてみると、巨大なコブの大きさは、男性スタッフの顔と比べても一目瞭然。

抱きかかえようと腕を広げても、抱きかかえられないほどの大きさです。

コブの長さを測ってみると、なんと170cm!
異様な存在感を放つ巨大なコブに、来園者も「ハチの巣かなと思ったけど、間近で見て、木の樹液が詰まったのかなと」「たんこぶあるのが変!」「あそこに切り株か何か置いてたんじゃないですか。人工的に丸いものを…自然にはできないでしょうね」などと話します。

一体いつごろからコブがあったのか、40年以上代々木公園に散歩に来ている来園者に聞いてみると、「7~8年前からなっていると思う。(大きさは)変わらない。妊娠してるみたいな木。シンボルになっているよね、私たちの」といいます。

一体、この奇妙で大きなコブは何なのか。
公園の管理事務所に問い合わせると、その正体は“幹コブ”とみられるものだといいます。

幹コブは、木が何かしらの理由で傷ついた時に、自ら治そうとして細胞が盛り上がることでできたり、また、気象の影響でできる場合もあるといいます。

公園の担当者によると、代々木公園で発見された幹コブは少なくとも10年前から存在し、木が健全な状態であることから、切り落とす予定はないということです。