お得なキャンペーンが皆さんの街でも始まっているかもしれません。
東京・板橋区のハッピーロード大山商店街で、1日から始まったポイント還元キャンペーン。
100店以上ある対象店舗で、ドコモのキャッシュレスサービス「d払い」で決済すれば、外れなしの抽選で4等だと1%分、1等だと100%分のポイントが還元されます。
250円の冷やしバター最中を買ってみたところ、4等となり、2ポイントが還元されました。
還元の上限は1人3万ポイントで、板橋区民以外も利用OKです。
d払いユーザー:
きょうからなんですか?今まで使わなかった店でも使おうかな。
板橋区では1%が還元される独自のサービス“いたばしPay”もあり、ポイント還元サービスが切れ目なく行われているんです。
こうした動きは、「au PAY」や「PayPay」でも拡大中。
キャッシュレス決済の地域限定キャンペーンが今、全国で活況を呈しています。
「au PAY」は1日から、全国4カ所で最大40%の値引きキャンペーンを始めました。
都内では、練馬区の大門通り商店街の一部店舗で「au PAY」を利用すると、ポイントの付与ではなく、その場で値引きされます。
銭湯では、入浴料と牛乳代の790円が、au PAY決済で40%オフの474円になりました。
利用した人は、「初めてです。このキャンペーンがあるので来た。ちょうど来られたので。40%はすごく大きいと思う」と話していました。
割引の上限は2000円で、15回まで利用可能です。
あえてポイント制にしなかったのはなぜなのでしょうか。
大門通り商店街振興組合・宮本一弘代表理事:
値引きだったらすぐその店で還元できるし、リピーターが増えれば活気につながる。
また、PayPayも一部の地域で1日からキャンペーンがスタート。
東京・日野市では、10月1日から最大20%のポイントが還元されるキャンペーンが始まります。
対象地域を限定する狙いについて、消費経済アナリストの渡辺広明さんは「キャッシュレスは戦国時代。大手チェーンの店はほとんどキャッシュレスが導入されているが、導入していない中小の飲食業や小売業がたくさんある。今回、地域キャンペーンで導入を図るねらいがある」と指摘しました。
一方で、ポイント目当てに買いすぎてしまうケースもあるため、注意が必要としています。