ヒグマ駆除のため市街地で猟銃を使える「緊急銃猟」が9月から始まります。
しかし、北海道猟友会はハンターの判断で発砲を断ってよいとする通知を8月29日、全支部に出すことがわかりました。
「緊急銃猟」は市街地に現れたクマに対し、市町村の判断でハンターが発砲できる制度です。
北海道猟友会は、事故が起きた場合の責任や補償をめぐり国に質問していました。
猟銃所持の許可取り消しのリスクについて、国は「個別の事案ごとに判断し、警察庁に確認する」とし、ハンターがケガをした際は「市町村に補償するよう推奨する」などと回答。
北海道猟友会は「国の回答があいまいで、ハンターが安心できない」として、全71支部に「出動や発砲の要請を拒否してもよい」とする通知を29日午後にも出すことにしています。