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プレスリリース配信元:Ubie株式会社

~「医療アクセス実態調査2025」第2弾~

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げる Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、全国の20代~70代の男女1,200名を対象とした「医療アクセス実態調査2025」の第2弾を実施しました。

2025年8月8日に発表した第1弾調査(*)では、日本人の7割が医療に関わる各段階で何らかの困りごとを抱える「医療迷子」状態にあることを提示しました。今回の第2弾調査では、その中でも特に情報収集後の行動に着目。その結果、インターネットで情報収集をした後、約8割(76.5%)が次の行動に何らかの困難を感じ、特に42.0%は情報過多や判断材料の不一致などから行動を決められない「立ち往生」状態に陥っていることが明らかになりました。さらに、得た情報をもとに行動した人のうち28.5%が、専門外の医療機関を受診するなど意図せぬ「遠回り」を経験しており、デジタル上の情報収集が必ずしも適切な医療行動に繋がっていない実態が浮き彫りになりました。

*「医療アクセス実態調査2025」第1弾・日本人の7割が「適切な医療行動」に迷い。情報に翻弄される実態が明らかに




■主な調査結果
- インターネットで健康情報を調べる人の4人に3人(75.2%)が、その情報の信頼性を判断することに自信を持てていない
- 情報収集後、76.5%が次の行動に移る際に何らかの困難を感じており、特に42%は行動を決められない「立ち往生」状態に
- 得た情報をもとに行動した結果、延べ約3割(28.5%)が意図せぬ「遠回り」を経験
- 情報収集によって、4割以上(40.1%)が「不安・混乱」といったネガティブな感情を経験
- 専門家への相談をためらう理由の上位に「気兼ね」や「説明への不安」といった心理的障壁が存在

■調査背景
近年、インターネットやSNSの普及により、あらゆる分野で情報へのアクセスは向上した一方で、「情報が多すぎて適切な判断ができない」「信頼できる情報の見分けがつかない」といった新たな課題が社会全体で生まれています。第1弾の調査で明らかになった「7割が医療に迷う」という実態の背景には、このデジタル情報環境の変化が大きく影響していると仮説を立て、今回の第2弾調査では、特に情報収集後の行動に焦点を当てその実態を深掘りしました。
■調査結果の詳細分析
※本調査の数値の一部は複数回答による結果です
※本調査でのインターネットは、WebサイトやSNS、汎用型AIを示します

【4人に3人が、ネット情報の判断に自信を持てず】
インターネットで健康に関する情報を見つけた際、その情報がどの程度信頼できるかを判断することに対し、「全く自信がない」「あまり自信がない」「どちらともいえない」と回答した人が合計で75.2%に上り、4人に3人が情報収集の入り口で、情報の確からしさに迷いを抱えている実態が明らかになりました。



【情報収集後、76.5%が次の行動に困難を感じ、42%は「立ち往生」状態に】
インターネットで情報収集をした後、次にとるべき対処法について、「明確になり、すぐに行動できた」と回答した人は23.5%にとどまり、残りの約8割(76.5%)は判断に迷ったり、情報過多で疲弊したりと、次の行動に移る際に何らかの困難を抱えていることがわかりました。特に、情報源の不一致や内容の専門性、情報量の多さや不安感から、最終的に行動を決められずに止まってしまう「立ち往生」状態に陥るケースが42%見られました。




【良かれと思って行動した結果、約3割が意図せぬ「遠回り」を経験】
得た情報を元に行動した結果、延べ約3割(28.5%)が、専門外の医療機関を受診してしまったり、自己判断で試した市販薬で症状が長引いたり、複数の医療機関を受診することになったなど、結果的に最適な医療から遠回りしてしまった経験があることが明らかになりました。




【4割が情報収集でかえって「不安・混乱」】
インターネットでの情報収集は、必ずしも安心には繋がっておらず、むしろ最終的に「不安になった」(21.%)「かえって混乱した」(19.1%)と、ネガティブな感情を抱いた人が合計で40.1%に上りました。




【専門家への相談を阻む「気兼ね」と「説明への不安」】
専門家への相談をためらう背景には、「この程度の症状で相談するのは気が引ける」(29.2%)といった気兼ねや、「自分の症状をうまく説明できる自信がなかった」(13.4%)というコミュニケーションへの不安が存在することも浮き彫りになりました。



■Ubie株式会社 共同代表取締役 医師 阿部 吉倫 コメント
今回の調査結果は、医療情報へのアクセスが向上した一方で、人々が信頼できる情報源を見極め、自身の状況に応じた適切な判断を下すことが極めて困難になっているという、現代の構造的課題を示しています。この課題に対し、我々は医療に特化したAIや医学的知見という強みを活かし、人々が情報に迷うことなく、迅速に適切な医療へアクセスできる社会の実現に、引き続き尽力してまいります。
■「医療迷子」とは
「医療迷子」とは、体調不良時の「症状認知」「情報収集」「受診」「診断」「治療」等の医療に関わる各段階で何らかの困りごとを抱え、適切な医療行動が取れずにいる状態を指す、Ubieが提唱する概念です。

具体的には、以下のような状況などが該当します
・症状認知:違和感を放置してしまう・健康診断の結果を無視する
・情報収集:根拠ない情報を過信する・受診すべきか判断がつかない
・受診:適切でない診療科を受診してしまう・症状をうまく伝えきれない
・診断:診断内容の理解が難しい・病気との向き合い方がわからない
・治療:服薬や定期検査を怠る・治療への不安をうまく相談できない




これらの状態が続くことで、症状の悪化、治療期間の長期化、複数医療機関の受診、精神的な不安の増大といった、個人の健康・経済・時間的負担が増加します。こうした個人の問題は、社会全体にも直接的な影響を及ぼします。受診の遅れによる症状の深刻化や、どの医療機関にかかるべきか迷った結果として複数の医療機関を受診することは、医療システム全体への負荷を高め、国民医療費が増大する一因となります。加えて、個人の健康状態は労働生産性にも直結するため、これは社会全体で取り組むべき重要な課題と考えられます。
■調査概要
調査名:医療アクセス実態調査2025 第2弾
調査期間:2025年8月22日
調査方法:インターネット調査(Freeasy)
調査対象:全国の20代~70代の男女
有効回答数:1,200名(各性別×年代100名ずつ)
調査実施:Ubie株式会社

Ubieでは、今回明らかになった社会課題の解決に向け、テクノロジーを活用した誰もが適切な医療に迷うことなくアクセスできる社会の実現を目指してまいります。

【生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」について】
「ユビ―」は生活者の適切な医療へのかかり方をサポートする受診支援サービスです。いつでもどこでも気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができ、かかりつけ医等地域の医療機関や適切な受診行動を支援します。「Google Play ベスト オブ 2023」の「優れた AI 部門」大賞を受賞しました。2025年1月時点で、月間1300万人以上の方々に利用いただいています。
※ユビーは医療情報の提供のみを行っており、医学的アドバイス、診断、治療、予防などを目的としておりません

日本語版URL:https://ubie.app/
US版URL:https://ubiehealth.com




【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】

▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
US版:https://ubiehealth.com

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」
https://intro.dr-ubie.com/

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ 生成AI」https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp
▽製薬企業向け「ユビー for Pharma」
https://ph-ubie.com/

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL   :https://ubie.life

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