全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の預り金9300万円あまりを横領した罪に問われた
元弁護団長の男に、熊本地裁は先ほど懲役6年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の元弁護団長で、現在無職の内川寛被告です。
起訴状などによりますと、内川被告は2018年から約5年間にわたり、弁護団長として会計管理をしていた弁護団の預金口座から170回にわたって現金を引き出し、合わせて9300万円あまりを自分の口座に入金するなどして、横領した罪に問われていました。
内川被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていて、目的について「住宅ローンや事務所の経費を支払うためだった」と述べていました。
そして迎えた判決、熊本地裁の中田幹人裁判長は「横領は長期にわたり常習的で悪質な犯行。弁償の見込みはない」として、懲役6年の判決を言い渡しました。