北海道せたな町で8月27日夜、親子とみられるクマ2頭が国道上に現れ、通行中の車が対向車線に避けて通過する事態がありました。
警察によりますと、2頭のクマが目撃されたのは、せたな町大成区宮野の国道229号、臼別川の上にかかる臼別橋です。
27日午後8時20分ごろ、せたな町に住む男性が、体長約1.5メートルと約1メートルの親子とみられるクマ2頭に遭遇しました。
2頭のクマは片側1車線の走行車線上にいたため、男性は対向車線に避けて通過。クマとの接触はなく、男性にケガはありませんでした。
目撃された場所から約50メートルの場所には一般住宅が点在しており、警察がパトカーで周辺を警戒しましたが、クマの姿は確認できず、糞や足跡などの痕跡も見つかりませんでした。
目撃現場周辺はクマの目撃情報が多い場所であることから、警察は常時警戒態勢を取り、近隣住民に夜間の外出を控えるなど注意を呼びかけています。