長野県内では8週連続で新型コロナウイルスの感染者が増加しています。拡大しているとみられるのが新たな変異株「ニンバス」です。強いのどの痛みが特徴ですが、最近は軽い症状の人も多いとし医師が注意を呼びかけています。
8月24日までの1週間に県内で報告された新型コロナウイルスの新たな感染者は、1医療機関あたり9.33人。前の週より3.15人増えました。
感染が拡大傾向の新型コロナ。県内では夏に入ってから感染者が増え始めこれで8週連続の増加です。
長野市の宮沢医院でも―。
宮沢医院・宮澤政彦理事長:
「8月の初旬ごろから、急激に増加傾向にあります。(夏休みシーズンで)国内外を問わず人流が多くなってきている。5月下旬から新しい変異株が出てきていることが要因に上げられる」
今、拡大しているとみられるのが新たな変異株「ニンバス」です。特徴は激しいのどの痛み。感染力もやや強いとされています。
ただ―。
宮沢医院・宮澤政彦理事長:
「ニンバスは激しいのどの痛みが特徴的とされているが、最近の傾向を見ると症状の非常に軽い方が増えている」
のどの痛みがなくても軽い風邪のような症状やだるさを訴え、検査の結果感染していた患者も多いといいます。
この時期は夏バテや熱中症と思い込む恐れもあり、感染を広げないためにも少しでも体調に異変を感じたら、医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
宮沢医院・宮澤政彦理事長:
「体調が少しおかしいなと思ったら、市販のキットで自己検査をしてみるか、早いうちに医療機関を受診して、早期に診断して早いうちから対応することが大切。軽い症状だけれども、コロナがありうると認識していくことが大事」
夏休みが終わり学校での拡大も懸念されます。手洗いやせきエチケットなど基本的な対策の徹底が重要です。