23日夜、宮崎県串間市では、大蛇伝説にまつわる「都井岬火まつり」が開かれ大勢の人でにぎわいました。
「都井岬火まつり」は、人々を苦しめた大蛇を衛徳坊というお坊さんが火攻めで退治した伝説に基づく祭りで、会場には大蛇に見立てた高さ30mの柱松が立てられます。
そして辺りが暗くなった午後8時、勢子と呼ばれる松明をかざした人たちが入場。
神事のあと、柱のてっぺんの口を目がけて掛け声とともに松明を投げ入れます。
ようやく入ったのは約30分後!
柱松からは大蛇がもがき苦しむように花火が上がり、やがて力尽きたように柱松が倒れました。
最後に住民の喜びを表現するかのように夏の夜を彩る花火が上がり、火まつりは終わりました。