富士山で下山中だった27歳の男性が登山道で倒れているところをパトロール中の警察官に発見され救助されました。命に別条はないということです。

救助されたのは、岐阜県に住む27歳の男性で、23日午後1時20分頃、富士山富士宮ルートの新7合目と6合目の間の登山道で、仰向けに倒れているところをパトロール中の警察官2人が見つけました。

男性は発見された際、息苦しさと吐き気を訴えていて、警察は男性を背負うなどして5合目まで搬送しました。

その後男性は体調が回復したものの、念のため救急車で搬送されたということです。

警察によりますと男性は22日夕方から男女7人で登り始めましたが、8合目付近で体調が悪くなったため、他の6人についていくことができず1人で頂上まで登り切ったということです。

また、男性は山小屋を予約しておらず一睡もしないまま登山していたということです。

静岡県は弾丸登山をなくすため2025年から午後2時から翌午前3時までは山小屋の予約をしている人に限り入山できる規制を始めていて、警察は入山の経緯を調べるとともに無理のない登山計画を立てるよう呼び掛けています。

テレビ静岡
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