石破首相は6月の就任後初めて日本を訪れた韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談し、日韓関係を未来志向で発展させることで一致しました。
石破首相は「両国政府・国民が手と手を携え、より良い未来に向かってともに歩みを進めていくことができれば」と述べました。
韓国・李在明大統領は「今回の来日が両国間、そして両国国民間の真の信頼を築いていく新たな旅路が始まることを期待します」と述べました。
石破首相と李大統領は会談を受け、「日韓関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致した」とする共同文書を発表しました。
今回の李大統領の来日は、首脳が往来する「シャトル外交」の再開第1弾です。
会談で両首脳は、再開を評価した上で、安全保障など様々な分野での首脳や各レベルでの意思疎通の強化で一致し、対北朝鮮政策での協力を確認しました。
また、少子高齢化や人口減少、地方創生など両国の共通課題に対する政府間協議の枠組み創設で合意したほか、日韓ワーキングホリデーの参加回数の上限を生涯で1回から2回に拡充することでも一致しました。
一方、石破首相は歴史認識について、歴代内閣の立場を全体として引き継いでいく立場を伝えました。