さて猛暑は続いていますが、実りの季節を迎えています。
鳥取県の秋の味覚、「二十世紀梨」、露地栽培のナシの査定会が産地のひとつ、湯梨浜町で開かれました。
猛暑を乗り越えたナシは近年まれにみる甘さに仕上がったということです。
きれいな黄緑色の二十世紀梨。
湯梨浜町で開かれた査定会には県内の9つの産地から露地栽培の梨が持ち込まれ、JAの職員が玉太りの具合や糖度を調べていきました。
今シーズンの梨はややこぶりながらも玉太りは例年並みで、糖度も最も高いもので13.1、平均は11.7と最近20年では最も高く、例年以上に甘いナシに仕上がったということです。
JAによると今年は梅雨明けが早く雨が少なかったことから玉太りが心配されましたが、8月上旬のまとまった雨が恵みの雨となり、その後の生育は順調だということです。
生産者:
今年は僕も知らないぐらい雨が降りませんでした。農家の方、連日潅水作業で大変だったと思う。ただただ味のほうは最高の仕上がりに出来ているので、みなさんに食べていただきたい。
ただ、出荷重量は減少するみこみで、JAは去年よりも約1割少ない10億円余りの販売を見込んでいます。
二十世紀梨は8月27日に関西や中国、四国をはじめ全国に向け、出荷されます。