大阪・関西万博の工事費の未払い問題で、22日、下請け業者が元請け業者に対しおよそ3億円の支払いを求める裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、セルビアとドイツのパビリオン工事を担当した大阪市の建設会社「レゴ」です。
訴状によると、レゴはフランスに本社を置く「GLイベンツジャパン」から工事を受注しましたが、追加工事の代金などおよそ3億3000万円が未払いとなっていて、22日、その支払いを求め提訴しました。
GLイベンツジャパンはレゴからの請求書を「設計図と違う部分がある」などの理由で受け取らず、さらには「6月末には送金する」と説明したものの未だに支払っていないということです。
【「レゴ」辻本敬吉社長】「(会社が)いつ息がとまってしまうかわからない状況。仕事をしたことに対しての報酬をちゃんと払ってください、これだけです」
GLイベンツジャパンは他にも、マルタパビリオンでおよそ1億2000万円の未払いがあるとして下請け会社が提訴しています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年8月22日放送)