福岡県北九州市で22日、外国人材の活躍を推進するセミナーが開かれました。
日本政策金融公庫が主催したこのセミナーには、北九州市とその周辺から製造業やサービス業など24の企業が参加しました。
セミナーでは、労働力不足の解消や高度人材の導入に向けた外国人材の有用性について専門家が紹介。
先進事例として報告を行ったのは、回転ずし店の「平四郎」で、インドネシアやミャンマーから28人の技能実習生を受け入れていることを発表しました。
日本人と同じ内容の教育訓練を経て店ですしを握っている職人もいるなど、貴重な戦力になっているといいます。
◆平四郎 インドネシア出身 ファイザル・ハリスさん
「最初は難しいです。でも毎日練習してYou Tubeで勉強して名人になりました」
◆平四郎 インドネシア出身 ナウファル ムハッマド フィルダウスさん
「(将来は)インドネシアですし店を開きたい」
手慣れた様子ですしを握る2人の様子に、来場者からは感心する声が上がっていました。
福岡労働局の調査によると、北九州地区では1万人あまりの外国人労働者が働いているということで、主催者は様々な支援策を講じて外国人材の活躍の場を広げ、地場企業の持続的な成長に繋げたいとしています。