稚内空港で、飛行機が着陸する際、滑走路に作業車がいたとして国が重大インシデントに認定したことが分かりました。

 8月20日午前11時30分ごろ、稚内空港で全日空のグループ会社が運行する新千歳空港発の便が着陸しようとした際、滑走路に鳥を追い払う作業車が走行していました。

 気づいた作業車が退避している間に着陸し、乗客乗員計74人にケガはありません。

 全日空によりますと、当時、パイロット2人は滑走路に障害物がないことを目視で確認していましたが、管制の担当者への確認を忘れました。

 運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントとして、今後、パイロットから話を聞くなどして原因を調べる方針です。

北海道文化放送
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