県本土を横断した台風12号の影響で各地では大雨による被害が相次いでいます。
台風は宮崎の東の海上に抜けた後、22日午前9時に熱帯低気圧に変わりました。九州南部で線状降水帯が発生するおそれはなくなりました。
台風12号は県本土を横断したあと宮崎の東の海上に抜け、さきほど午前9時に熱帯低気圧に変わりました。
この台風の影響で九州南部を中心に大雨となり、降り始めからの総雨量は鹿児島市喜入中名町で347.0ミリ、南さつま市加世田で345.5ミリなど、一日あまりで300ミリを超える雨が降りました。
台風は熱帯低気圧に変わり、九州南部で線状降水帯が発生するおそれはなくなりました。
被害状況です。南さつま市の加世田川が氾らんし、消防が8人を救助しました。そのうち、女性1人が低体温症の疑いで搬送されています。
また床下浸水した家が複数発生したとの情報もあります。枕崎市桜木町では住宅の一部に土砂が流入しましたが、けが人はいません。
鹿児島市では風にあおられ50代から80代の男女4人が転倒し、軽傷を負いました。
交通情報です。JR九州の鹿児島本線や指宿枕崎線などで運転見合わせや遅延が発生しています。また指宿スカイラインの谷山インターと頴娃インターのあいだで通行止めとなっています。