米軍キャンプ・シュワブのフェンスを壊したとして警察から家宅捜索を受けた芥川賞作家の目取真俊さんらが21日、沖縄防衛局に抗議しました。
この問題は2024年10月から2025年5月にかけて、キャンプ・シュワブのフェンスの一部を壊した器物損壊容疑で警察が目取真さんの自宅を捜索したものです。
目取真さんは21日、市民団体と沖縄防衛局を訪れ抗議しました。
目取真俊さん:
経年劣化が酷いんですよ、もうボロボロの状態なんですよ。潮風でサビるし、紫外線でネットもボロボロになってしまうし。壊す壊さない以前に、もうすでに壊れている状態なんですね
目取真さんらは「フェンスが破損した原因は沖縄防衛局の管理体制にある」と主張し、警察の捜査は作家活動などを妨害するものだと批判しました。
沖縄防衛局の担当者は「警察が捜査中のため回答できない」と繰り返し述べ、面談は平行線に終わりました。