ウクライナのゼレンスキー大統領は「安全の保証」への中国の参加は必要ないとの認識を示しました。

首都キーウで21日、記者団の取材に応じたゼレンスキー大統領は「安全の保証」への中国の参加について、「2014年のロシアによるクリミア占領時に何も行動をおこさず、現在はドローン市場をロシアに開放している」と指摘。

2022年以降、戦争終結に努力するウクライナを支援しなかった国を「保証人」として迎える必要はないとの認識を示しました。

また、ロシアとの首脳会談については「停戦合意が前提」と強調し、「ロシアとの合意がなければ三者会談の開催はほぼ不可能だ」と述べました。

会談候補地の一つとされるハンガリーについては「ウクライナ支援に反対していて議論の余地がある」と述べ、難色を示しました。

こうしたなかロシア軍は20日夜から21日にかけてウクライナに対してドローン574機とミサイル40発による大規模攻撃をおこないました。

ハンガリーと国境を接する西部ザカルパッチャ州ではアメリカ資本の電子機器工場にミサイルが直撃し、これまでに19人が負傷しました。

ゼレンスキー氏は自身のSNSで「ロシアからは、いまだに実質的な交渉に進み戦争終結の意思が示されていない」と非難し、さらなる制裁強化を求めました。

フジテレビ
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国際取材部
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