21日午後5時過ぎに鹿児島県に上陸した台風12号の影響で、九州南部は22日夕方にかけて線状降水帯が発生する恐れがあります。
この台風は22日の日中、九州南部を横断する見込みです。
速度が遅いため同じ地域で発達した雨雲がかかり続け、さらに雨量が増える恐れがあります。
台風が上陸した鹿児島県の日置市付近では、3時間で182.5mmの大雨が降り、観測史上1位を記録しました。
この台風の影響で21日午後、鹿児島・南さつま市で加世田川が氾濫しました。
周辺では約1メートルの高さまで浸水し、消防によりますと、60代の女性が首まで水につかり低体温症の疑いで病院に搬送されたということです。
22日夕方にかけ、鹿児島県では線状降水帯が発生する恐れがあり、さらに雨量が増える可能性があります。
引き続き、土砂災害などに厳重に警戒してください。