神奈川・横浜市で開かれているTICAD(アフリカ開発会議)で石破首相は、アフリカへの投資を強調しました。
石破首相:
「援助から投資へ」。この言葉ほど日本とアフリカとの関係の変遷を端的に表すものはない。
日本が主導し今回で9回目となるTICADでは、3年前に行われた第8回会議の3倍を超える300件以上の協力文書が結ばれています。
石破首相は、「多くの日本企業がアフリカの未来に向けた協力を約束している」と述べた上で、「信頼できるパートナーとして、アフリカが直面している課題解決に一つ一つ取り組んでいく」と述べました。
一方、加藤財務相はTICADの関連イベントでアフリカ開発銀行との協調枠組みを通じ、2026年から28年までの3年間で最大55億ドル、日本円で約8100億円の資金協力を表明しました。
アフリカ諸国の政府に向けた協調融資は、これまで電力や保健、農業などを重点分野にしていましたが、干ばつなどの災害に対応するため新たに防災を加え、民間セクターの成長を促します。