九州新幹線長崎ルートの新鳥栖ー武雄温泉間をめぐり19日行われた佐賀・長崎の知事との3者の意見交換についてJR九州の古宮社長は、「大きな前進だった」と評価しました。
【JR九州 古宮洋二社長】
「北陸新幹線とは前提が違うことを我々は国にどんどん訴えかけていかないといけないのではないかと議論としては一致したのでこれは大きな前進だった」
21日開かれたJR九州の会見で古宮洋二社長はこのように述べ、19日1年3カ月ぶりに行われた佐賀・長崎両県知事との3者の意見交換について評価しました。
一方で、ルートや財政負担の問題については、国が佐賀県にしっかり話をすることが大切であることに加え3者でまとまって国に訴えていくべきとしています。
また長崎県の大石知事が求めるアセスの実施については、「ルートを早めに決めそれに向けたアセスを早くやることは大事」とし、まずはルートを決めることが前提とした上で、佐賀駅ルートが望ましいと改めて強調しました。
【JR九州 古宮洋二社長】
「財源は大きな問題だとお互いに認識したのでこれについては非常によかった。あとはこれをどうしていくか方法論のところでまだ一致点が見い出せていなかった、そこ今後話していこうと」
古宮社長は次回の意見交換について「早ければ早いほどいい」と早期の開催を求めています。