愛媛県西条市にある建築資材製造業者と工場長が、金属の鋼材を溶接する際に従業員に防護マスクを使わせず作業させた疑いで、20日に松山地検へ書類送検されました。マスクをせず長時間作業すると、呼吸困難を引き起こす病気になるということです。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、西条市ひうちにある建築資材製造業「四国鉄鋼」と男性の工場長(54)です。
新居浜労働基準監督署によりますと「四国鉄鋼」と工場長は今年6月5日、工場で複数の従業員に建設用の鋼材の加工のため溶接する作業をさせた際、粉塵が出るにも関わらず防護マスクを使わせなかった疑いがもたれています。
防護マスクを着用させず粉塵を長い期間吸い続けると、肺の組織が線維化し呼吸困難を引き起こす病気「塵肺」になる危険があるということです。
この事業者には、これまでに同じ様な違反の疑いが確認されたとしています。
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