愛媛県松山市の老舗日本料理店「すし丸」が、不動産業やスポーツジムなどを手がけ、市内に本社がある三福グループに入ったと18日に公表されました。飲食部門を強化するためとしています。
三福グループと「すし丸」のHPなどによりますと、「すし丸」は1948年に創業した日本料理店。松山市二番町の本店のほか、道後店、仕出しセンターがあり、瀬戸内海の魚介などを食材に「松山鮓」「鯛めし」「鯛そうめん」など、郷土料理を展開しています。
しかしコロナ禍以降は苦しい経営が続き、三福グループは金融機関から事業の継続を提案されたとしています。
三福グループは不動産やスポーツジムなど多くの事業を展開しているなか、飲食部門の強化を狙っていて、この提案に応じたということです。
「すし丸」の従業員の約70人は続けて雇用。三福グループの経営資源を生かし、郷土メニューの更なる確立や地元の食材を使った新しいメニューの開発、予約・決済のデジタルサービスの導入を進めるなどして、新たな顧客の獲得を図るとしています。
三福グループの中矢孝則代表取締役は「『すし丸』は松山の食文化を象徴する老舗。その歴史と価値を大切にしながら次の世代へ引き継ぎ、愛され続ける店づくりに尽力する」と意気込みを示しています。
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