岩手県警察本部は意欲ある人材の確保へインターンシップを行っています。
8月19日は、参加者が家宅捜索の流れなどを体験し警察官の業務に理解を深めました。
2024年始まった県警察本部のインターンシップ。2025年は県内外の高校生や大学生ら約60人が参加し8月22日までの5日間、警察官の業務を体験しています。
19日は、裁判所の令状に基づき犯罪の証拠を差し押さえる「家宅捜索」を模擬体験し、参加者は犯罪に使われた物品かどうかを念入りに調べていました。
参加した大学生
「どういうふうに捜査するとか、差し押さえるものの区別とか、難しいところが多かった」
犯人を必要最小限の力で制圧する「逮捕術」では、参加者は真剣な表情で、警棒を相手に打ち込んでいました。
参加した高校生
「警察は簡単なものではないのでしっかり努力して、受かることができるよう頑張りたい」
県警によりますと、採用試験の受験者数は年々減少し、2024年度は320人とピーク時の約5分の1まで落ち込みました。
県警警務課 大内卓人事第二課長補佐
「これから(インターンシップを)続けることで、もっと警察の魅力を伝えて、受験者が増えてもらえれば」
県警ではインターンシップの今後の効果に期待を寄せています。