末端価格で1000万円相当の約2キロの大麻を輸入しようとしたなどとして麻薬および向精神薬取締法違反などの罪に問われていた男に対し、裁判所は懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
判決を言い渡されたのは吉野ヶ里町に住むベトナム人で会社員のグエン・カック・チュオン被告32歳です。
チュオン被告は去年、別のベトナム人の被告とともに約2キロ、末端価格で1000万円相当の大麻を郵便物4個に隠してタイから輸入しようとしたほか、大麻を所持していたとして麻薬および向精神薬取締法違反などの罪に問われていました。
19日、佐賀地裁で開かれた判決公判で山田直之裁判官は「共犯者の指示に従って受け取り役として行動したに過ぎないが密輸に必要不可欠な役割を担っていた」などとして検察の懲役5年100万円の罰金の求刑に対し懲役3年6カ月、罰金60万円の実刑判決を言い渡しました。