北朝鮮に拉致された日本人の早期救出に向け活動する富山県議会議員や市町村議員でつくる県地方議員連盟の総会が18日に富山市で開かれ、講演した拉致被害者の蓮池薫さんが問題解決には「強力なプレッシャーをかける必要がある」と訴えました。
蓮池薫さんは1978年に新潟県で北朝鮮に拉致され、2002年の日朝首脳会談のあと24年ぶりに帰国を果たし、現在は新潟産業大学経済学部特任教授を務めています。
講演で蓮池さんは拉致問題の解決に向けて「日本政府は北朝鮮に対して、拉致被害者の親世代が生きている間に問題を解決しなければならない」として、「強力なプレッシャーをかける必要がある」と訴えました。
県地方議員連盟は拉致被害者の救出に向け、政府や関係機関に働きかけると共に、県内の中学校や高校で拉致問題啓発学習を推進したいとしています。