福岡県久留米市で死んでいた野生のイノシシが豚熱に感染している疑いがあることがわかり、県は19日、対策本部会議を開いて対応にあたっています。
県によりますと8月12日、久留米市内の路上で野生のイノシシが死んでいるのを住民が発見しました。
死んでいたイノシシは体長1メートル、推定体重50キロのメスの成獣で、県が検査したところ豚熱に感染している疑いがあることがわかりました。
県は対策本部会議を開き、服部知事が県内の養豚農家に対する防疫態勢の強化などを指示しました。
県は死亡していた野生イノシシの検体を国の検査機関に送っていて、19日夜にも結果が判明する見込みです。
豚熱は豚やイノシシがかかる伝染病で、発熱や食欲不振などの症状が出ますが、人に感染することないということです。
県内で豚熱の感染が確認されれば、福岡県では1981年以来44年ぶりとなります。