熊本県内を襲った記録的大雨から8月18日で1週間、熊本県内ではこれまでに、男女4人が死亡、男性1人の安否が分かっていない。
熊本県内でいまなお1人が安否不明
熊本県などによると、土砂崩れに巻きこまれたり、川に流されたりするなどして、50代から70代までの男女4人の死亡が確認されている。

また、家族などによると、熊本市東区に住む会社員・森下尚治さん(60代)が北区の職場から自宅に帰る途中に、近くの川で車ごと流されたとみられていて、現在も安否は分かっていない。
8月の記録的大雨『激甚災害』指定へ
また、石破首相は8月上旬からの記録的な大雨について、各地で甚大な被害が出ているとして、熊本を含む全国を対象に、『激甚災害』に指定する方針を明らかにした。

熊本県は住宅の被害について、8月18日午後に4139棟と発表した。全壊3棟、半壊5棟、一部損壊が26棟。床上浸水1940棟、床下浸水2165棟に上る。

一方、車の浸水被害も相次いでいる。JAF熊本支部によると、冠水や浸水による、熊本県内のレッカー移動の依頼件数が、17日までに1865件に上っているという。

内訳としては熊本市内が最も多く1084件、県南部が602件、県北部が107件、天草地域が72件となっている。

また、お盆休みが明けて、18日からディーラーや修理工場などへの受け入れが始まるところが多いことから、更に件数は増える見込みだ。
(テレビ熊本)