サッカーJ2・モンテディオ山形は16日、ホームでいわきと対戦した。拮抗(きっこう)する展開の末、最後は見事に競り勝った。リーグ戦では5月上旬以来となるホームでの勝利。

16位の山形に対し、12位と順位で前を行く「いわき」を迎えてのホームゲーム。

前半はセットプレーからの攻撃を得意とするいわきに攻撃のリズムを作られ、主導権を握られてしまう。

山形はいわきの圧力に押され思うように攻め上がることができず、前半のシュートはいわき9本に対し山形わずか3本に留まった。

枠を捉えたシュートも相手キーパーに弾かれゴールを奪うには至らなかった。

スコアレスで迎えた後半、山形は20分すぎから前線を入れ替えて攻撃のギアを上げる。

すると後半32分、熊本が前に弾いたボールに入ったばかりの高橋が反応。
一度はキーパーに止められたが、こぼれ球を自らシュートしこれも惜しくも相手守備に阻まれる。

それでも後半42分、相手のクリアボ―ルを中村がダイレクトで前に送ると、サイドでボールを受けた氣田が攻撃を一気に加速。
距離のあるスルーパスを最後は高橋が左足でフィニッシュ。これが決勝点となり山形がいわきに競り勝った。

(FW9・高橋潤哉選手)
「とにかくピッチに入った時から自分が決めるんだという思いがあった。氣田亮真選手から素晴らしいボールがきたので、何とか気持ちで押し込んだゴールだった」

(横内昭展監督)
「サポーターがこんなにたくさん、いつも毎試合我々の背中を押してくれて、リーグ戦はホームで長く勝てなかったし、ホームゲームでみんなで勝利をもぎとれてほんとにうれしい」

山形の順位は2つ上がって14位。
次節は23日(土)にアウェイで徳島との対戦。

さくらんぼテレビ
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