お盆休みは17日が最終日でしたが、イベント・夏祭りには大勢の人が集まりました。
熱気に包まれた“コミケ”の会場ではどのような熱中症対策が取られていたのか取材しました。

最大9連休となった2025年のお盆休み。
最終日の17日も多くの人が夏のイベントを楽しんでいました。

手を高く上げて歩く大勢の人々。
向かった先にあったのは熱気に包まれるあの一大イベントです。

土日の2日間で約25万人が足を運んだ世界最大規模の同人誌即売会。夏の「コミックマーケット」、通称“コミケ”。

2025年で50周年を迎えたコミケ会場には、お目当てのグッズを買ったり、コスプレを楽しむ人々の姿が見られました。

千と千尋の神隠し「カオナシ」のコスプレをした人:
みんなによく知ってもらってるキャラクターですね、これは。老若男女みんな手振ってくれてうれしい。

訪れた人:
初めて参加して私たち。全員初めてで、こんなに人いるんだと思ってびっくりしました。

17日、東京都心は最高気温が34.8度と猛暑日の一歩手前まで上昇。

呪術廻戦「髙羽史彦」のコスプレをした人:
きのうよりは絶対暑いですし、日差しがすごく暑いので、気をつけてはいるんですけど。

参加者たちは様々な暑さ対策に工夫を凝らしていました。

一風変わった「東横イン」のコスプレをしていた男性は、コスプレの中で冷たい氷を食べて暑さをしのぎます。

会場内でブースの売り子をしている女性も暑さ対策ばっちりです。

ブースの売り子をしている女性:
脇の下と太ももに冷えピタ貼って暑さ対策してます。風を送ったり、飲み物凍らせて持ってきたりしてます。

大阪から来た男性は長袖姿。
とても暑そうに見えますが、男性は「空調服。ベスト型になってまして、この中に水や保冷剤を入れて体を冷やすってやつなんです」と話し、熱中症対策を行いながらイベントを楽しんでいました。

コミケ会場に負けない盛り上がりで暑くなった場所は他にも。

江戸三大祭りの1つ「深川八幡祭り」。
2025年は5日間開催され、最終日には高さ3.2メートル、重さは約2トンに及ぶ巨大な宮神輿(みこし)が街を練り歩きました。

この祭りは「水かけ祭り」とも呼ばれていて、沿道には多くの人が訪れ、担ぎ手に向かって水鉄砲やバケツなどで勢いよく水をかけていました。

参加者は「これが祭り~。水ないと死んじゃう死んじゃう」「超気持ちいい!」「祭り最高です!めっちゃ楽しい!」と楽しんでいました。

ホースから勢いよく噴き出す水に、取材したディレクターもずぶぬれ。

それでも参加した人は「水かけ日和ですね!」と、冷たい水を浴びて熱くなった体をクールダウン。

子供たちも参加者に向かって水をかけていきます。
さらに自分たちにも水をかけてお祭りを楽しんでいました。

子供たちにとってもお盆休みのいい思い出になったようです。