被災した人や支援物資の輸送などでバスやタクシーに協力してもらおうと、岡山県は8月18日、それぞれの協会と連携協定を結びました。
岡山県庁で行われた締結式には県バス協会の永山久人会長と県タクシー協会の永山久仁彦会長、伊原木隆太知事が出席し、協定書にサインしました。
協定は豪雨や地震などの大規模災害が発生した時に、協会に加盟する会社のバスやタクシーが被災者や帰宅困難者、支援物資などを輸送することが盛り込まれています。
協会には現在、バス会社が70社、タクシー会社が119社加盟していて、災害時にはそれぞれが営業エリアを越えて連携し、対応にあたるということです。
(岡山県バス協会 永山久人会長)
「バスは県民の大切なライフラインのひとつ。事業者も社会的使命として有事でも保たなくてはならない」
(岡山県タクシー協会 永山久仁彦会長)
「自宅までのラストワンマイルをタクシーが担う。2500台以上が岡山県内を走っているので、それらを有効に活用できると思う」
県は、今後も公共交通機関と連携しながら、災害時の対応強化を図りたいということです。