種子島の南種子町でおよそ500年前から伝わる男性の踊り手が先祖を供養する西之本国寺盆踊が行われました。
西之本国寺盆踊(にしのほんごくじ ぼんおどり)は毎年8月16日、南種子町西之地区の本国寺の境内で行われる先祖を供養する古式ゆかしい盆踊りです。
浴衣を着た地元の男性8人が「カンモク」と呼ばれる仮面を着けて祖先の霊となり、輪になってかねや鼓の音に合わせてゆっくりと静かな踊りをおよそ30分披露しました。
「西之本国寺盆踊」は、西之表市の横山集落に伝わる盆踊りとともに日本の古い盆踊の姿を伝えるとして、2018年に国の選択無形民俗文化財に選ばれています。