今年は戦後80年の節目。終戦記念日の15日、愛媛県でも松山市で戦没者追悼式が営まれ参列者が平和への祈りを捧げました。
中村知事:
「戦後80年を迎え、戦争を知らない世代が大半を占めるなか、何ものにも代えがたい平和の尊さとありがたさ。若い世代の方々に確実に継承していかなければならないと強く感じている」
中村知事が平和の継承を訴えているのは今年の県戦没者追悼式。会場には戦没者の遺族ら約800人が参列し、一斉に黙とうを捧げました。
今年は戦後80年の節目。参列者は献花を通じて戦没者を追悼するとともに、多くの尊い犠牲の上に築かれた平和への祈りを捧げました。遺族を代表して、父親がビルマで犠牲になった石川サチ子さんが、戦争の怖ろしさと平和の願いを語りました。
遺族代表・石川サチ子さん:
「戦争は尊い命を奪い、多くの人々の心に一生忘れられない絶望と苦しみを植えつけます。世界中に1日も早く平穏な日々が訪れることを念願してやみません」
愛媛県内では1937年の日中戦争の開戦以降、4万5813人の尊い命が犠牲に。戦争を知る世代が減っていくなか、悲惨な体験をいかに継承していくのか大きな課題となっています。
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