ヒグマに襲われ男性が安否不明となっている北海道斜里町の羅臼岳で15日午後、遺体が発見されました。所持品などから、安否不明の男性とみられています。

 羅臼岳では8月14日午前、羅臼岳の標高550メートル付近の登山道を歩いていた20代の男性2人のうちの1人がクマに襲われました。男性は太ももあたりから大量に出血し、ヤブの中に引きずられていったということです。

 一夜明け、15日午前5時30分ごろから警察が18人態勢で捜索。襲われた場所の周辺で男性のものとみられる財布や血の付いたシャツが見つかっていました。

 さらに午後1時ごろ、男性が襲われた場所の周辺に親子グマ3頭が現れます。ハンターは親グマに4発発砲し、駆除。約30分後、逃げていた子グマ2頭にそれぞれ1発ずつ発砲、駆除しました。

 道が駆除したクマが男性を襲ったクマと同一か調べるとしています。

北海道文化放送
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