8月15日は終戦の日。戦争が集結してちょうど80年です。秋田市では「平和の鐘」を鳴らす集いが開かれ、参加者が平和への誓いを新たにしていました。
集いは戦争のない平和な世界を目指し活動する「秋田ユネスコ協会」が、終戦の日に秋田市の千秋公園にある鐘の下で毎年開いています。
この鐘は1943年に兵器などを製造する材料として日本軍に回収されましたが、戦後、鐘の復活を願う市民によって再び設置され「千秋の鐘」の愛称で親しまれています。
2025年は会員やその家族、一般の参加者など合わせて25人が平和について語り合ったあと、鐘を鳴らして戦没者の霊を慰めました。
会員の女性(16)は「戦後80年ということで平和の思いを再確認するために参加した。違う文化を持つ人々ともお互いに認め合って尊重し合って世界をつくり上げたい」と話しました。
また若い世代の参加について、会員の女性(82)は「こういう機会を通して若い人たちに何かが伝わればいいと思っているし、子どもたちには『そういえば鐘突きしたよね』と思い出して、意味を分かってもらえれば、一つの伝える力になっていくかなと思っている」と話していました。