終戦から80年。富山市の護国神社にある遺芳館には、午前中から戦没者の遺族などが訪れています。
「遺芳館」には富山大空襲で50万発以上が投下され、2700人を超える命を奪った焼夷弾の実物や、焼けた古銭、そして県出身の戦没者がつづった手紙や遺書などが
展示されています。
戦地から父母や兄弟へ送った直筆の便りには戦闘に向かう時の心境や最後の思いが読み取れ、当時を忍ぶことができます。
15日の午前中は戦没者の遺族などが見学に訪れ、中には戦争で夫を亡くした大正9年生まれの105歳になる高岡市の藤川きみゑさんもいて、戦争の悲惨さを語っていました。
藤川きみゑさん
「色々大変だったから思い出される」
「戦争はいや」
「戦争が無くてみんなが楽しく暮らせることが一番だと思う。そうなることを願う。」