8月13日、甲子園での戦いを終えた中越ナイン。悔しくも初戦敗退となりましたが、仲間と戦い抜いたこの夏は選手たちにとってかけがえのないものになったようです。

13日、甲子園で関東第一と対戦し、先制点を挙げるも6-1で敗れた中越。試合後、宿舎では最後のミーティングが行われていました。

【中越 窪田優智 主将】
「甲子園球場にいる9割以上が、関東第一が勝つと思っている中で想像通りになってしまったのが一番悔しい」

キャプテンの窪田はチームをまとめるだけでなく、4番バッターとして打線をけん引。多くの信頼を得てきたキャプテンから後輩たちへエールが送られました。

【中越 窪田優智 主将】
「俺らの分もというのもうれしいけれど、自分たちがどうなりたいかをもう一回見つめ直して。(今後は)中越のファンとして見ているので」

また、涙ながらに仲間への感謝を語ったのは…

【中越 平沢謙太 選手】
「本当にみんなときょう勝ちたくて」

県大会決勝戦でホームランを放ち、甲子園出場に大きく貢献した平沢。ケガで一時、戦線を離脱していましたが、この夏に復帰。仲間への感謝で涙があふれました。

【中越 平沢謙太 選手】
「ここまで来られたのは、みんなのおかげだと思う。本当にありがとう」

一人一人が仲間への感謝の気持ちを伝えた最後のミーティング。

【中越 本田仁哉 監督】
「おまえたちが(甲子園に)連れてきてくれて幸せだなって。また、ここから中越が頑張れる。誇りに思って、これからも頑張って」

今回、7年ぶり12回目の夏の甲子園出場となり、夏の甲子園出場回数は県内最多タイとなった中越。

3年生が託した思いはともに戦った2年生にもしっかりと届いていました。

【中越 宮崎翔矢 選手】
「意外な人が泣いていたりして、3年生に恩返ししなければという部分と自分たちがもう一回戻ってきてやらなければいけないと感じた」

互いを尊重しあい、戦い抜いた中越ナインの姿は多くの人の心に残ったはずです。

NST新潟総合テレビ
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