高知ファイティングドッグス出身のピッチャー・石井大智投手がプロ野球のセ・リーグ新記録を樹立しました。

13日夜、広島で行われた試合で2対0とリードしている9回裏に登板し、打者3人から三振を奪って無失点に押さえました。

これで石井投手は、39試合連続で無失点に抑え、高知商業高校出身でタイガースの藤川球児監督が2006年に作ったセ・リーグ記録を1試合更新。プロ野球記録にも並びました。

石井投手は、2020年のドラフト会議でタイガースから下位となる8位で指名され入団。試合に出られるチャンスさえ少ないとされる中、高知で鍛えた150キロを超える速球などを武器とし、今はタイガースの投手陣では欠かせない存在となりました。

ドッグス時代に石井投手を指導した定岡智秋監督は、「彼は練習の鬼」だったと振り返ります。

高知FD・定岡智秋 監督:
「休みの日も練習して無茶苦茶、自分の体をいじめてたもんね。たまにお前休んだらどうだというくらい」

今もドッグスの試合では冠試合を開催したり、シーズンオフには県内で行われる野球教室で指導したりと、高知とのつながりを大切にしている石井投手。

そんな「思いやり」がある石井投手が大好きだと話す、長年のドッグスファンからも喜びの声が。

約20年高知FDを応援・山本政子さん:
「石井君は本当にすごいと思う。(日本無失点記録の)40言わずに45までいってもらいたい」

日本新記録となる、40試合連続無失点にも王手をかけている石井投手。

15日東京で行われる、巨人との試合で達成できるかもしれません。

高知さんさんテレビ
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