高校生スポーツの祭典、中国インターハイ。岡山市で行われた男子柔道団体で、岡山代表の作陽学園が3位入賞を果たしました。
岡山市北区のジップアリーナ岡山で行われた男子柔道の団体戦。2024年、ベスト8の作陽学園は準々決勝で、愛知代表の強豪校・大成と対戦しました。先鋒と次鋒が引き分けに終わり、作陽学園は、中堅戦でキャプテンの寺下仁悠が粘りの柔道で、勝利を収めます。副将が敗れ、勝負の行方は大将戦に。
作陽学園の大将は、デメデイロス武蔵。ブラジル出身の父を持つデメデイロスが勝負所で見せます。払巻込からの抑え込み!合わせ技で勝利を収めたデメデイロス。作陽学園が2対1で勝利を収め、準決勝進出を決めました。
(作陽学園3年 デメデイロス武蔵選手)
「自分の心の中で自分のことを信じて、最後まで自分の技にも、全てやってきたことをぶつけて無事勝つことができました」
その後行われた作陽学園の準決勝の相手は東京代表の名門・国士舘です。作陽学園は、先鋒の中国出身の2年生、胡哲元、次鋒の竹ノ谷陽生が立て続けに敗れる苦しい展開に。
それでも、中堅の寺下が技ありで勝利を収め、キャプテンとしての意地を見せます。しかし、副将の2年生、村川瑛信が体落としで敗れ、3対1で軍配は国士舘に。作陽学園は決勝進出とはなりませんでした。
(作陽学園3年 寺下仁悠主将)
「みんな崩れずについてきてくれた、本当に頼もしいです。来年は絶対勝てると思うので、今の1年生も2年生も強い選手ばかりなので、来年は取れると思います」
地元・岡山でのインターハイで堂々の3位。日本一の夢は次の世代に託します。