逆転優勝へ負けられない一戦で、34歳ベテラン右腕が新天地で輝きを放った。

ここまでチームチップの8勝をあげるロッテ先発の美馬学(34)は初回、プレーボールから20秒後だった。
西武先頭の金子侑司(30)に初球のストレートを捉えられ、いきなり3号ソロを浴びる。

打線は2回、福田秀平(31)が連日となる5号ソロアーチで同点に追いつくと、3回には連続フォアボールでチャンスを作り、打席には若き4番・安田尚憲(21)。
「美馬さんがリズムよく投げていたので、勝ち越したかった」と西武先発・松本航(23)から2点タイムリー2ベース。さらに、続く井上晴哉(31)にも連続タイムリーが飛び出す。

援護をもらったベテラン右腕は「(西武打線が)早く打ってきたところ、しっかり打たせる球を打たせて、アウトを重ねられたのが一番よかった」とスライダーを中心に変化球を丁寧に低めに集め、西武打線を手玉に。
7回1アウトまで打者19人連続アウトの圧巻のピッチングを披露する。

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「緊張の中、後押しになった」とスタンドから大きな拍手が送られる中あがった9回のマウンド。
2塁・1塁のピンチを招くも、ちょうど100球目となるシュートで源田壮亮(27)を詰まらせ、ダブルプレーに。マウンドで力強くガッツポーズする。
西武打線を無四球、わずか4安打に封じ込め、完投勝利で9勝目。リーグトップの楽天・涌井秀章(34)に1勝差に迫った。

「いつもたくさん援護をもらっていて、最後まで投げ切れていなかったので、やっと投げ切れてよかった」と美馬。
次回登板の首位ソフトバンク戦へ向けて、「優勝を目指せる位置にいるので、しっかり1位になって、シーズンを終えられるように頑張りたい」とファンに誓った。

【10月4日プロ野球結果】
DeNA9-3中日
阪神1-7巨人
ヤクルト4-6広島
オリックス9-2楽天
ソフトバンク8-4日本ハム
ロッテ8-1西武