香川県で2025年上半期に発生した特殊詐欺の認知件数や被害総額がまとまりました。被害総額は約5億4800万円と、2024年の同じ時期と比べ3倍近く増加しています。

香川県警によりますと、県内で2025年の上半期に発生した特殊詐欺の認知件数は183件と2024年の同じ時期より92件増えました。また、被害総額は約3億5000万円増え、約5億4800万円となりました。

被害額が最も大きいのは、警察官などをかたって金銭をだまし取る「オレオレ詐欺」で、約4億3000万円と全体の約8割を占めています。65歳以上の高齢者が被害者の3割を占める一方で、年代別では、20代が44人と最も多かったということです。

一方で、SNSなどを通じた投資詐欺やロマンス詐欺は115件と2024年の同じ時期より17件減りました。被害総額は約4億800万円減り、約7億5400万円となりました。

警察は、会ったことのない人から金の話が出たら詐欺を疑うなどして、注意するよう呼び掛けています。

岡山放送
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